後見人による自己決定支援と代行決定
相続・遺言・成年後見を中心に葛飾区、江戸川区地域密着で業務を行っております司法書士の古川です。
先日、リーガルサポート東京支部が開催している成年後見に関する研修を受講してきました。
その中でとても勉強になったのが後見人としてご本人の意思決定にどのように関わっていくかという部分です。
後見人によるご本人の意思決定への関わり方には以下の2通りがあります。
①自己決定支援
②代行決定
①の自己決定支援は、ご本人が自分で意思決定をすることを原則として、後見人はご本人の意思決定を支援する形で関わっていく方法です。
②の代行決定は、ご本人は判断能力が衰えているので後見人が本人に代わって意思決定をしていく方法です。
日本での法律上の後見人の制度は②の代行決定の制度になっておりますが、専門職が後見人となる場合には、現在でも自己決定支援の考え方も大事にした上で業務を行っていることが多いかと思います。
世界の流れとしては自己決定支援の方向に向かっているようですので、日本の制度も今後自己決定支援の方向に変わっていくことが予想されます。
お読みいただきありがとうございました。
葛飾区、江戸川区の相続・遺言・成年後見のご相談は古川司法書士事務所へ
お読みいただきありがとうございました。