成年後見人のお仕事(病院への入院の手続き)
本日は、私が後見人となっているお客様(以下「ご本人」と呼びます)が入院することになったとの連絡を受け、入院時の手続きをするため病院に行ってきました。
私は病状について心配しながら病院に向かいましたが、私が着いた時には落ち着いているようでしたので安心しました。
主治医の先生からの説明によると、脱水症状であるとのことでした。
ご本人は好き嫌いが多く、あまり食事や飲み物を取らなかったようです。
2~3日前から、とても暑い日が続いており、脱水症状になるのも無理ないですね。
私はご本人に、早く元気になるように食事と飲み物をしっかり採ってくださいねと念押ししたところ、「君がそう言うのならきちんと食べるよ」とおっしゃっていただけました。
ご本人には支援するご親族がいらっしゃらないため、昨年から私が生活全般についてのサポートをさせていただいており、とても嬉しいことにご本人は私のことを信頼して下さっているようです。
成年後見の仕事をしているとこのようなことはよくあります。
成年後見人は、ご本人に代わり、財産の管理や契約の締結等をすることが主な仕事となりますが、ご本人が病院に入院するようなことになった場合の病院への入院の手続きも、他にご親族等がいない場合には、成年後見人が代わりにすることとなります。
身寄りのない方が入院するのは、嫌がる病院もありますが、後見人がついているのなら安心だと考える病院が少なくないようです。
介護施設への入所も同じです。
後見人をつけることによって、ご本人の入院時の契約をサポートできるだけでなく、病院にとっても安心できるため、このようなケースは成年後見制度の有用性がとても実感できる場合です。
お読みいただきありがとうございました。