効力のない遺言の活用
相続、遺言のご相談をいただく中で、無効である遺言に出くわすことが度々あります。 これは公証役場で作る公正証書遺言でなく、自分で作る自筆証書遺言の場合に多く起こりうる問題です。 自分...
遺言執行者とは
遺言執行者とは遺言の執行(遺言実現のための行為)を行う者として定められた者のことを言います。 遺言を作成したからといって、必ずしも遺言執行者を定める必要はありません。 遺言執行者が...
遺言が撤回されたものとみなされる場合
遺言は、遺言者が遺言の方式に従って自由に撤回することができますが、遺言者が積極的に遺言を撤回する旨を明示しない場合でも、次のような場合には遺言は撤回されたものとみなされます。 ①既...
遺言の取り消し(撤回)
遺言には遺言者の生前の最終意思が書かれている必要があります。 しかし、遺言作成後長期間経過している場合等、遺言作成後に遺言者の意思が変わってしまうことは大いに考えられます。 では、...
「遺言書の検認申立手続き」
遺言書の検認の請求 「遺言書の保管者」又は遺言書の保管者がいない場合には「遺言書を発見した相続人」が家庭裁判所に申し立てをすることにより行います。 検認申立ての必要書類 検認申立て...
遺贈とは
遺贈とは遺言によって自分の財産を他人に与えることを言います。 つまり、遺贈をするには遺言の作成が必要となり、遺言の中に遺贈する財産や相手方を記載することによって、財産を贈与すること...
遺言能力とは
遺言を作成する場合には、当然ですが、自分の財産をどのように相続させたいかの 意思表示をできる程度の意思能力が必要となります。 この能力がない場合には、民法上の遺言を作成することがで...
自筆証書遺言の主なメリット・デメリット
メリット ①証人の必要がないためいつでもどこでも自分1人で作れること ②費用がかからず作れること ③遺言書の存否や内容を誰にも知られず作れること デメリット ①方式不備で後...
遺言の種類
遺言については民法で方式が厳格に定められています。 また、遺言は民法の規定に従わなければすることができないこととされています。 通常時に作成する遺言として民法には下記の3つの方法の...
遺言書作成の必要性が高い場合
遺言書の作成は円満な相続のためにも非常に役に立つものですが、以下のような場合には特に遺言書作成の必要性が高いと考えられます。 ①子供のいないご夫婦の場合 この場合に被相続人(亡く...